大谷翔平は「最高の打者」なのか…快挙を争う強敵たち “際だつ数値”が示す立ち位置
ハンク・アーロン賞の最終候補選手に大谷翔平が3年連続選出
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、卓越した打者をファン投票などで選出するハンク・アーロン賞の最終候補選手に入った。両リーグから9人ずつが候補選手として選ばれ、大谷は3年連続で最終候補に入った。大谷は今季135試合に出場し、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁の成績を残した。
MLB公式サイトのマニー・ランダワ記者は「彼はメジャートップの長打率、OPS、OPS+を記録し、本塁打、出塁率、塁打数もア・リーグトップだった。さらに、彼はマウンド(投手)で23先発、防御率3.14、奪三振割合31.5%を記録しながらトップだった」と絶賛した。
大谷以外の候補者は、2016年に巨人でプレー経験のあるレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手、コーリー・シーガー内野手、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らが選出された。ランダワ記者は「ガルシアは(今季の)打席でキャリア最高のシーズンを過ごした。キャリアハイとなる得点108、本塁打39、打点107、四球65、出塁率.328、長打率.508をマーク。レンジャーズの強力打線を本塁打と打点で牽引し、2度目のオールスター出場を果たした」と報じている。
ジャッジは昨年にハンク・アーロン賞を受賞しており「右足指の怪我で2か月近く離脱しなければ、(去年と)同じような成績を残していたと大いに考えられる」と同記者。さらに、シーガーについては「打率.327をマークし、打者としてキャリアで最も生産的なシーズンを送った。OPS+170はオオタニに次ぐ、メジャーで2番目の成績だ」と評価した。
今後、デレク・ジーター氏やデビッド・オルティス氏、アルバート・プホルス氏らで構成する選考委員会が最終候補者に投票。ファンも特設サイトで13日(同14日)まで投票できる。
(Full-Count編集部)