CS王手も痛恨黒星…吉井監督「勝負かけたんですけど」 ロッテが迎える“運命の最終戦”
先発の西野は7回2失点の力投…吉井監督称賛「何も言うことはないです」
■オリックス 4ー1 ロッテ(7日・ZOZOマリン)
ロッテは7日、本拠地最終戦となったオリックス戦に1-4で敗れ、クライマックスシリーズ(CS)進出は9日の楽天戦(楽天生命パーク)の結果次第となった。吉井理人監督は「特に変わらないです。どうしたら勝てるかだけを考えて、明後日に臨みたいと思います」と気持ちを切り替えた。
先発の西野は7回5安打8奪三振2失点(自責1)。指揮官も「めっちゃ良かったです。何も言うことはないです」という力投だったが、打線がつながらなかった。山崎福の前に初回に1点を奪うも、2回以降は三塁すら踏めず。7回以降は小木田、宇田川、山岡の前に3イニングで1人の走者も出せなかった。
一方で、ロッテも1点を追う8回からペルドモ、益田と本来の勝ちパターンをつぎ込んだ。しかしペルドモは森に痛恨の適時打を浴び、益田は杉本にこの日2本目のアーチを許して反撃ムードは潰えた。「逆転の可能性があるので、あれ以上点を与えないようにと、あと1試合しかないので行くところだと思いました。2人ともやられましたけど。勝負をかけたんですけど」と指揮官は淡々と振り返った。
この日は勝てばCS進出が決まる大一番だったが「どんな試合もやられるときはこんな感じでやられているので、力んだのでやられたという感じではなかったです」と吉井監督。本拠地のファンの前での決定はお預けとなったが、9日の楽天戦に勝つか引き分ければ、2年ぶりのCS進出が決まる。
(町田利衣 / Rie Machida)