山川穂高が宮崎入り「野球できる喜び」 5か月ぶり実戦へ決意「ここから出直す」

宮崎ブーゲンビリア空港に到着した西武・山川穂高【写真:宮脇広久】
宮崎ブーゲンビリア空港に到着した西武・山川穂高【写真:宮脇広久】

フェニックスL参戦で「ガンガン振っていきたい」

 西武の山川穂高内野手は8日、宮崎県内で9日から30日まで行われる秋季教育リーグ「第20回みやざきフェニックス・リーグ」に参戦するため、チーム一行とともに宮崎ブーゲンビリア空港に到着した。

 航空機を降りた山川は「(試合出場は)うれしく思います。若い選手と一緒にやるので、ここから出直すというか、1から体づくり含め、気持ちも含めて、明日から。いや、今日の練習から、また初心にかえってやります」と話した。続けて「結果を出すとか、数字が残るとかではないので、野球ができる喜びをもう1回かみしめながら、若い選手と一緒に次へ向けて、気持ちも体もやり直していきます」と宣言した。

 西武は同リーグで18試合を予定しており、山川が初戦となる9日のソフトバンク戦(南郷)に出場すれば、5月11日のロッテ戦(ベルーナドーム)以来、およそ5か月、151日ぶりの実戦となる。久々に打席へ向かう山川は「技術的な面はやってみないとわからない。こういうケースは今までにないですから、打席に入ってみて、すぐ慣れるかもしれないし、全然慣れないままいくかもしれない」と胸中を明かした。

 これまでに3度の本塁打王を獲得した経験を生かし「なんとか技量でカバーできると思うのですが。いずれにせよ、ガンガン振っていきたいです」と力を込めた。

 山川は、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴となったが、9月4日から公式戦出場停止処分を受けている。今季は17試合出場にとどまり、打率.254(59打数15安打)、0本塁打、5打点に終わった。

 フェニックス・リーグは非公式戦で処分対象外のため出場が可能。同リーグは本来、若手選手育成の場で、3度の本塁打王を獲得した山川のような選手が参加するのは極めて異例だが、本人が強く希望した。

 山川は宮崎入りを前に、一連の騒動について「全て、私の私生活の至らなさが招いたことです」と謝罪。「本当にいろいろな意見があると思いますが、僕には野球しかない。もう1度野球をやらせてもらえるのであれば、1球1球初心に戻ってやっていくしかないと思っています」と決意表明していた。

【実際の様子】「体重は変化ないです」宮崎空港に姿を表した山川穂高

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