リーグ優勝の陰で…登板ゼロ退団の“大誤算” 球宴選出も「.623」、阪神の助っ人診断
新助っ人のブライアン・ケラー投手は、1軍登板なしで7月に自由契約
阪神は今季、18年ぶりのリーグ優勝を飾った。盤石の先発ローテーションと、12球団トップの555得点を生み出した勝負強い打撃が光ったが、その中でも外国人選手たちの貢献は、どれほどあったのだろうか。今季の助っ人は、シーズンの入退団も含めて投手4人、野手2人。それぞれの成績を見ていきたい。
2年目のカイル・ケラー投手は、27試合に救援登板して1勝0敗、8ホールド1セーブ、防御率1.71の成績を残した。防御率こそ悪くないが、昨季より与四球が大幅に増加し、不安定な印象を与えた。新助っ人のジェレミー・ビーズリー投手は、先発と中継ぎをこなし18登板。1勝2敗、防御率2.20と役割を果たした。
新助っ人のブライアン・ケラー投手は、誤算だった。故障の影響もあって1軍登板なし。2軍でもわずか3試合の登板で、7月に自由契約となった。そして、代役として7月に加入したのが、コルテン・ブルワー投手。13試合に登板し0勝1敗2ホールド、防御率2.38の成績で、CSと日本シリーズでの登板も期待される。
野手では、新助っ人のシェルドン・ノイジー外野手が、133試合に出場して打率.240、9本塁打。ファン投票で球宴にも選出されたが、OPS.623は物足りない。ビールかけで大暴れし、注目を集めたのはヨハン・ミエセス外野手。新加入で60試合に出場し、打率.222、5本塁打、OPS.666という成績を残している。
(Full-Count編集部)