大谷獲得に「オーナーは弱気」 障壁となる3人総額919億円の巨額契約…Rソックスは撤退か

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

すでに大型契約を何件も抱えるレッドソックス

 東の名門レッドソックスは、今オフFAとなるエンゼルス・大谷翔平獲得に乗り出すのか。地元メディア「マスライブ.com」のショーン・マクアダム記者は、関係者らの話から「今ではかなり望みが薄い」と見ているようだ。

 以前から同記者は、大谷の能力はもちろん、獲得すればチケット売り上げやファン獲得にも影響を及ぼすことから、レッドソックスに獲得を薦めていた。しかし、情報筋によれば9月に行われていたフロントの会議では「オオタニにまったく焦点が当てられていなかった」といい、筆頭オーナーのジョン・ヘンリー氏は(オオタニ獲得に必要な)長期の大型契約にはいまだに弱気のようだ。

 このことから同記者は「以前その(大谷獲得の)可能性について提案した身としては、今では(レッドソックスの獲得は)かなり望みが薄いと考えなくてはならない」と現実を受け止めていた。

 米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」も「一理ある」と、マクアダム記者の記事を取り上げ、既に大型契約を何件も抱えていることから「レッドソックスがオオタニ獲得に必要と思われる超大型契約をオファーすることは想像しがたい」と指摘した。

 レッドソックスは2022年3月にトレバー・ストーリー内野手と6年総額1億4000万ドル(約208億8000万円)で契約。ラファエル・デバース内野手とは1月に11年3億3100万ドル(約493億7000万円)の大型延長契約を結んだ。さらに、クリス・セール投手とは2019年3月に5年総額1億4500万ドル(約216億2700万円)で結んだ延長契約もあと1年残っている状況で、大谷獲得へそこまで資金をつぎ込めないのが実情かもしれない。

(Full-Count編集部)

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