藤浪は登板なく終戦、独立L監督が異色転身 ロッテ34歳は戦力外に…11日の主な動向
かごしま国体の高校野球硬式の部は仙台育英と土浦日大が同校優勝に
プロ野球はレギュラーシーズンが終了し、各球団の来季に向けた動きも活発になっている。11日には、ロッテが福田秀平外野手に来季の契約を結ばない旨を発表。巨人も、大久保博元打撃チーフコーチが本人の申し出により退団したことを発表した。この日は、独立リーグや高校野球も含め、様々な動きがあった。
福田は、2020年に国内FA権を行使しロッテに移籍したが、近年は怪我の影響もあり出場機会が減少。今季は3試合で8打数2安打の成績に終わっていた。球団を通じて「今後の事はまだ何も決まってませんが、怪我が癒え、まだ野球ができる身体ですのでチャンスがあれば野球を続けたいと考えています」とコメントを発表。現役続行に意欲を見せている。
大久保コーチは、2012年から楽天でコーチや監督を務め、今季から現役時代にもプレーした巨人で1軍打撃チーフコーチを務めていた。今季限りで原辰徳監督が退任。10日には阿波野秀幸投手チーフコーチら3人の退団が発表されていた。
独立リーグでも動きがあった。ヤマエグループ九州アジアリーグの大分B-リングスは今季限りで退団する12選手を公示。その中に、NPB通算2186安打を誇る内川聖一内野手の名前もあった。昨季限りでヤクルトを退団し、今季は地元である大分でプレーを続けた。最高峰の舞台での22年間の経験を若手に惜しみなく伝授し、静かにバットを置く。
BC茨城は、伊藤悠一監督の10月末での退任と、西武の「人財開発担当」に転身することを発表した。BCリーグの指揮官からNPB球団へ異例の移籍となる。前職がテレビディレクターという異色の経歴を持つ同氏は、2022年オフの「監督トライアウト」を経て監督に。家族は妻と長女がいて、収入はNHK時代の1/4程度になるなど、就任時から注目を集めていた。
高校野球では「燃ゆる感動 かごしま国体」高校野球硬式の部準決勝2試合が行われた。第1試合では仙台育英(宮城)は北海(北海道)に9-7で勝利、第2試合では土浦日大(茨城)が履正社(大阪)に8-7で競り勝った。悪天候による日程変更で、準決勝で打ちきりとなるため、規定により両校優勝となった。
メジャーリーグでは藤浪晋太郎投手が所属するオリオールズが、レンジャーズとの地区シリーズ第3戦に1-7で敗戦。3連敗となり敗退が決定した。ロースターから外れた藤浪は登板がなく、プレーオフでの投球機会がないまま今季を終えることとなった。
(Full-Count編集部)