吉田正尚に“ライバル出現”か 打者大谷ではなく…米メディア推しは「世代最高」の24歳天才

Rソックス・吉田正尚【写真:ロイター】
Rソックス・吉田正尚【写真:ロイター】

米記者「フアン・ソトがレッドソックスにトレードされれば活性化する訳」

 レッドソックスの吉田正尚外野手に“ライバル”が出現する可能性が出てきた。米メディア「NBCスポーツ・ボストン」のジョン・トマセ記者が「(パドレスの)フアン・ソトがレッドソックスにトレードされれば(チームが)活性化する訳」と報じている。

 24歳のソトは今季162試合に出場して、打率.275、35本塁打、109打点の活躍を披露した。同記者によれば「球団(パドレス)は流動的な状態で、報道によると今オフに予算を5000万ドル(約74億3600万円)以上のコストカットをすることを希望している。11年2億8000万ドル(約416億4200万円)の契約を結んだ、元レッドソックスのザンダー・ボガーツのような選手の大型契約に手をつけることは愚かな判断のように感じる」としている。

 同記者は「ソトは(今オフ)年俸調停最終年に入る。そして、(年俸調停の結果)年俸3000万ドル(約44億6200万円)以上手にすると見られている」としている。さらに「パドレスは現時点でも、長期的でもソトを雇えないかもしれない。FAとなれば、最低でも4億ドル(約594億8900万円)を要求するかもしれない。しかも、ナショナルズが彼をトレードする前に4億4000万ドル(約654億3800万円)の契約延長オファーを提示したが、拒否をしている」と報じた。

 そこで“挙手”する球団を推測した。「4年間スーパースターを放出し続けたレッドソックスは、ファンに対して再び引き寄せる理由が必要だ。勝つだけでは足りない。個人的に思う、最高のレッドソックスには、デビッド・オルティス、ペドロ(マルティネス)、ジョニー・デーモンやケビン・ミラーがいた。ソトはそのような選手の格に見劣りがしない」とトマセ記者は言及する。

 今オフにFAとなるエンゼルスの大谷翔平投手も獲得候補に上がるが「ソトは世代で最高の打者の1人だ。大物を獲得したい? ショウヘイ・オオタニに大金を費やすのは、他がすればいい。ソト獲得が正しいプレーだ。今こそスーパースターをボストンに連れ戻す時だ」と論調を強めていた。

 ソトは今季、左翼で154試合に出場しており、獲得となれば左翼とDHで出場を続けている吉田のライバルになることは間違いない。

(Full-Count編集部)

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