CS逃した2チームで動き…巨人は5人目のコーチ退任 新生侍コーチ陣も発表、12日の主な動向

退任が発表された楽天・石井一久監督(左)と巨人・元木大介コーチ【写真:荒川祐史】
退任が発表された楽天・石井一久監督(左)と巨人・元木大介コーチ【写真:荒川祐史】

楽天・石井監督は取締役シニアディレクター就任へ

 プロ野球はレギュラーシーズンが終了し、クライマックスシリーズ(CS)直前だが、来季に向けた各球団の動きも活発になっている。12日には、楽天・石井一久監督や巨人・元木大介コーチの今季限りでの退任が発表された。

 石井監督は2018年途中に楽天GMに就任。2021年に監督に転じ、3位Aクラス入りを果たした。3年契約の最終年だった今季は、CSをかけたロッテとの最終戦(10日、楽天モバイルパーク)に敗れ、4位でシーズンを終えていた。2024年からは取締役シニアディレクターに就任し、球団に残ることも発表されている。

 また、楽天では1軍野手総合兼外野守備走塁コーチを務めていた佐竹学氏の退団も発表された。佐竹氏はオリックスと楽天で選手生活を送り、楽天コーチ、オリックスコーチなどを経て、2022年から再び楽天コーチを務めていた。

 同じくCS進出を逃した巨人は、阿部慎之助新監督が正式に契約し、契約期間3年、背番号「83」となることが発表された。一方、原辰徳監督を支えてきた元木大介コーチは退任が発表された。2019年に1軍内野守備兼打撃コーチコーチに就任。2020年にはヘッドコーチ、2022年には1軍ヘッド兼オフェンスチーフコーチとなり、今季は1軍作戦兼内野守備コーチを託されていた。原監督退任に伴い、阿波野秀幸投手チーフコーチ、小笠原道大3軍打撃コーチ、石井昭男巡回打撃コーチ、大久保博元打撃チーフコーチの退団も既に発表されている。

 なお、11月に開催される「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」に出場する、井端弘和新監督率いる侍ジャパントップチームのコーチングスタッフも発表されている。ヘッドコーチはロッテ・金子誠戦略コーチ、バッテリーコーチは巨人・村田善則ブルペンコーチ、内野守備・走塁コーチはオリックス・梵英心内野守備・走塁コーチ、外野守備・走塁コーチは巨人・亀井善行打撃コーチ、投手コーチは中日OBの吉見一起氏が務める。

(Full-Count編集部)

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