戦力外の元ドラ1、盗塁王…他球団なら復活も? トップクラスの“宝刀”や高数値「369」

楽天から戦力外を受けた塩見貴洋(左)と西川遥輝【写真:荒川祐史】
楽天から戦力外を受けた塩見貴洋(左)と西川遥輝【写真:荒川祐史】

楽天を戦力外となった塩見貴洋投手は2軍で8勝2敗、防御率3.01

 戦力外の第1次通告期間が2日にスタートしてから11日が経ち、全12球団が1度は戦力外選手を発表を行った。12球団で最後の発表となった楽天は11日に、塩見貴洋投手や西川遥輝外野手に通告を行った。2010年ドラフト1位の塩見や4度の盗塁王を獲得した経験がある西川は“堀り出し物”となる可能性が高い。

 35歳の塩見は今季の1軍登板は1試合にとどまった。ただ、2軍では16試合に登板し、8勝2敗で防御率3.01の成績を残した。15度の先発登板で12度のQS(クオリティスタート)を記録するなど、先発投手としての役割を果たしていた。

 さらに、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、「wSF」(フォークによる失点増減の合計)は11.7を記録しており、今季の2軍投手陣でトップの数値をマーク(70イニング以上)。切れ味の鋭い変化球を武器に、新天地でもう一度輝く可能性もあり、先発が手薄な球団は注目すべき存在か。

 また、2021年のオフに日本ハムからノンテンダーFAとなり、楽天に移籍していた西川も、まだまだ輝けそうだ。2014年、2017年、2018年、2021年で4度の盗塁王に輝くなど、実績は十分な西川は今季2軍で63試合に出場し、打率.369のハイアベレージを残した。5本塁打、29打点、8盗塁も記録しており、外野手が手薄になっている球団が手を挙げる可能性は、十分にありそうだ。

(Full-Count編集部)

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