第1次通告は計99人…41歳中島と36歳炭谷の“元西武”組が岐路に 古巣は新組閣発表
第1次通告最終日に巨人は7選手、楽天は炭谷1人を戦力外に
クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ開幕を翌日に控えた13日、プロ野球の第1次戦力外通告期間が終了した。最終日には巨人からは中島宏之内野手ら7選手に、楽天からは炭谷銀仁朗捕手に、来季の契約を行わない旨が通告された。
41歳の中島は2000年ドラフト5位で西武に入団。2009年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇に貢献し、シーズンでは最多安打を獲得するなど活躍。その後はメジャーリーグに挑戦し、2015年にオリックス、2019年に巨人へ移籍。今季は8試合の出場にとどまり、通算1928安打と2000安打まで残り72本に迫りながら無念の通告となった。
巨人からは他にも高木京介投手、三上朋也投手、鍵谷陽平投手、田中豊樹投手、堀岡隼人投手、香月一也内野手に戦力外が通告された。
炭谷は2005年ドラフト6巡目で西武に入団。2015年にはゴールデン・グラブ賞、ベストナインに輝き、2013、2017年のWBC代表にも選出された。2019年に西武から巨人にFA移籍し、2021年途中に楽天入り。プロ18年目の今季は65試合に出場していた。この炭谷までで、第1次通告期間で12球団計99人に戦力外通告が言い渡されている。
中島、炭谷と2000年代~2010年代にかけての西武の主力選手が奇しくも同日に戦力外となった一方、古巣では松井稼頭央監督2年目に向けた組閣が発表された。榎田大樹ファーム投手コーチと、青木智史育成コーチ兼人財開発チーフが新たに任務に就き、阿部真宏2軍内野守備・走塁コーチが1軍の同担当に、黒田哲史1軍内野守備・走塁コーチが2軍担当へと配置転換となった。
(Full-Count編集部)