4人でわずか1本だけの“総倒れ”…2人で64から激減 全く機能しなかった鷹の大誤算
4人で本塁打1本に終わったソフトバンクの助っ人野手陣
ソフトバンクは2023年レギュラーシーズンを3位で終えた。2020年にはリーグ優勝を果たしたものの、近年はオリックスの台頭もあって、頂点から遠ざかっている。特に今季は助っ人野手が“大誤算”で、野手4人を抱えながら合計本塁打数はわずか1本に終わった。
今季の助っ人の本塁打は、アストゥディーヨが7月に放った一発のみ。2年目のガルビスも2軍暮らしが続いており、7月には昨オフに自由契約としたデスパイネと再度契約を結ぶも、打率.071に終わった。昨季米独立リーグで48本塁打、125打点を記録したホーキンスは、1軍ではわずか3試合の出場で無安打1打点だった。
リーグ2位で日本一に輝いた2019年には、グラシアルが28本塁打68打点、デスパイネが36本塁打88打点を記録し、2人で64本塁打を放つ活躍で中軸を固めた。しかし翌年以降は、グラシアルをはじめ成績が下降。ヤクルトを退団したバレンティンを獲得するも奮わず、昨季はガルビス、今季はアストゥディーヨというメジャーでのプレー経験のある野手を獲得したが、全くと言っていいほど戦力にならなかった。
今季、ガルビスは打率.152、0本塁打1打点。アストゥディーヨは打率.136で1本3打点。4選手の合計安打数はわずか14本と寂しく、“助っ人”と言える活躍は出来なかった。モイネロ、オスナと投手陣は好成績をマークする中、野手陣は2年連続で大刷新の可能性がある。
(Full-Count編集部)