5位→2位、ロッテの“超的確補強” いきなりHR王&21戦無失点も…別人レベル覚醒続々
昨季5位→今季2位、ロッテでは他球団からの補強で成功例が多く見られた
ロッテは16日、ソフトバンクとの「2023 パーソル クライマックスシリーズ(CS) パ」ファーストステージ第3戦(ZOZOマリン)に延長10回4-3で劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。17日からオリックスとのファイナルステージに挑む。昨季のリーグ5位から一転、2位でシーズンを終えた今季のロッテは、他球団から補強した助っ人やトレードがうまくはまった例が多く見られた。
まずトレードでは、シーズン開幕直前に西村天裕投手を日本ハムから獲得。開幕から21試合連続無失点をマークするなど44試合で14ホールド、防御率1.25と大きな存在感を放った。日本ハム時代、通算122試合で防御率4.01、12ホールドだったことも踏まえると、移籍が大きな転機になったと言えるだろう。
また、7月に巨人から獲得した石川慎吾外野手も44試合に出場して打率.348、2本塁打、10打点、出塁率.381、得点圏打率.474、OPS.837の成績を残し、CS進出に大きく貢献した。対左投手は79打席で打率.373、“左キラー”として重宝されている。
グレゴリー・ポランコ外野手もセ・リーグからパ・リーグへ移籍し、DHでの出場で持ち味を存分に発揮した。昨季、巨人で24本塁打を放つも自由契約となり、オフにロッテに加入。125試合に出場して打率.242、26本塁打、75打点をマークした。ソフトバンクの近藤、楽天の浅村と並んで本塁打王を獲得した。
CC・メルセデス投手は、昨季まで6年間巨人に在籍。通算83試合に先発し、29勝28敗、防御率3.14をマークし、昨オフに自由契約になった。今季は22登板で4勝8敗1セーブ、防御率3.33。先発陣の一角としてローテーションを回した。
昨季途中にヤクルトから交換トレードで獲得した坂本光士郎投手は、51試合に登板。16ホールド、防御率3.21とブルペンには欠かせない存在に成長した。シーズンで輝きを放った“新戦力”たちは、CSでも鍵を握る存在となるだろう。
(Full-Count編集部)