優勝チームは「勝たなきゃ」22歳にのしかかる重圧 超好相性でも…覚悟の“リセット”

オリックス・宮城大弥【写真:荒川祐史】
オリックス・宮城大弥【写真:荒川祐史】

CSファイナル第4戦に先発予定のオリ宮城「(好相性を)一旦取り消して」

 オリックスの宮城大弥投手は好相性も“リセット”して決戦のマウンドに向かう。21日に行われるロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦(京セラドーム)の予告先発投手として発表されると「(ロッテは)すごくチーム全体(の状態が)良いですし、飲み込まれないように1球1球大事にやっていきたいと思います」と力を込めた。

 高卒4年目の22歳左腕は今季、レギュラーシーズンで22試合に登板して10勝4敗、防御率2.27の成績を残した。さらに、ロッテ戦のマウンドは6試合に登板して3勝0敗、防御率1.06と好相性だったが「(先発で)投げるタイミングの流れなどが重なり合って相性が良くなったと思います」と謙遜する。

 ポストシーズンのマウンドには「今回はまた違った流れですので、そういうの(好相性)を一旦取り消して大事にやりたいと思います」と“キラー”ぶりを封印。まっさらな気持ちで臨む覚悟をみせた。  

 3年連続での日本シリーズ進出を目指すマウンドに「やっぱり、1位通過ですので『勝たなきゃいけない』というプレッシャーを感じますけど、できれば楽しく。1人1人に向かって真剣に投げたいと思います」。無我夢中で白星を追いかける。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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