衝撃クラッシュで捕手は意識飛ぶ… “体当たり”突入に物議「卑劣なプレーだ」
初回に捕手と三走が激突…即座に駆け寄るも物議をかもす
■フィリーズ 6ー1 Dバックス(日本時間22日・アリゾナ)
見ている側も意識が吹っ飛びそうな、激しい“衝突”だ。ナ・リーグ優勝決定シリーズは21日(日本時間22日)、アリゾナで第5戦が行われ、フィリーズがダイヤモンドバックスに快勝して2年連続のワールドシリーズ進出へ王手をかけたが、初回に起こったプレーが物議を醸している。SNS上では「出場停止になるべき」「卑劣なプレーだ」などの激しいコメントも見られた。
初回2死一、三塁の場面。フィリーズのJT・リアルミュートの打席で、一塁走者のストットが盗塁を仕掛け、ダイヤモンドバックスのガブリエル・モレノ捕手が二塁へ送球する間に、三走のブライス・ハーパーが本塁へ突入。ところが、二塁手から本塁への返球が三塁線側に逸れたため、捕球しようとしたモレノとハーパーが激しく衝突。モレノの右横顔にパーパーの左ひじが当たり、モレノは体が吹っ飛んでしまった。ハーパーはすぐにモレノへ駆け寄ったが、激しく衝突したため立ち上がるのに時間がかかっていた。
とはいえ、初回の得点でフィリーズが試合を優位に進めることになっただけに、ファンからはさまざまな声が上がった。米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」が公式X(旧ツイッター)に動画を公開すると、「少なくとも30試合は出場停止になるべき」「退場になるべきだった」とハーパーを責める声があった一方、「ボールを捕球していない状態で本塁をブロックしている」とモレノの不備を指摘する声も。「全ての責任は(二塁手の)送球にある」「捕手はタフなポジションだ」などと、さまざまなコメントが寄せられていた。