指名わずか1年で…3選手が侍ジャパン 4位からの飛躍も、昨年ドラフト選手の現在地
阪神1位の森下、ヤクルト1位の吉村、巨人4位の門脇が侍ジャパンに選出
プロ野球では、26日にドラフト会議が行われる。つまり、昨年のドラフト会議から約1年が経過したということでもある。1年目から活躍し、侍ジャパンにまで選出された選手もいれば、思うように力を発揮できず、来季以降に燃える選手もいるだろう。ここでは昨年指名を受けた主な選手の1年目を紹介したい。
1位指名では阪神の森下翔太外野手とヤクルトの吉村貢司郎投手が、11月に行われる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に選ばれた。森下は94試合に出場して打率.237、10本塁打でリーグ優勝に貢献。吉村は12試合に登板して4勝2敗、防御率4.33だった。
さらに、巨人の門脇誠内野手は4位指名から侍ジャパンまで一気に駆け上がった。開幕1軍をつかむと、126試合に出場して打率.263を記録。何よりも安定した守備力で、シーズン終盤に正遊撃手となった。それまでショートを守っていた坂本勇人内野手が三塁に回ったことで、チームに新しい可能性を見出した。
巨人1位の浅野翔吾外野手は、ドラフトでは最も注目を集めた一人だったが、ポテンシャルを示した。ファームでは77試合に出場して打率.262、7本塁打、OPS.740。1軍でも24試合に出場して打率.250と食らいつき、初本塁打も放った。2軍で打率.277をマークしたDeNAの松尾汐恩捕手も、能力の高さを証明した。
中位、下位指名から即戦力になった選手も多い。オリックス育成4位の茶野篤政外野手は、開幕前に支配下を勝ち取った。91試合に出場して打率こそ.237だったが、走攻守でリーグ優勝に貢献した。楽天3位の渡辺翔太投手は6月3日に1軍初登板し、なんと51試合に登板。25ホールド、防御率2.40の大車輪だった。
(Full-Count編集部)