2軍で打点王もなぜ戦力外に? 1軍出場はわずか2試合…年齢とともに厳しくなる立場
楽天の和田恋は71打点でイースタン打点王も戦力外に
楽天は27日、和田恋外野手と来季の契約を結ばないことを発表した。2019年に巨人からトレード加入し、右の大砲として期待されたが、今季1軍出場はわずか2試合。2軍では71打点でタイトルを獲得したが、チャンスは少なかった。
2013年ドラフト2位で高知高から巨人に入団。高校通算55本塁打の長打力が魅力だったが、巨人では出場5試合に終わった。楽天にトレードされた19年には自己最多の31試合に出場し打率.252、2本塁打、11打点。ブレークの兆しを見せるも以降は出場機会が減っていった。
イースタン・リーグでは巨人時代の2018年に18本塁打、87打点で本塁打王と打点王の2冠。今季も105試合に出場し、打率.289、16本塁打、71打点で打点王を獲得した。一方で、楽天の外野は1軍では小郷裕哉や辰己涼介らが活躍。2軍で打率.369と打ち込んだ西川遥輝でさえ、戦力外になった。
今季、1軍で与えられたのは6打席のみ。5打数1安打3三振と振るわなかった。2軍でタイトルを獲得するということは、それだけ2軍生活が長かったという証でもある。今年は他にもウエスタン・リーグでセーブ王となった阪神・小林慶祐投手も戦力外通告を受けた。和田は今年が10年目の28歳。年齢とともに立場は厳しくなっていた。
(Full-Count編集部)