ソフトバンク椎野新が戦力外「覚悟していた」 2軍で29試合登板、防御率1.16も
1軍では11試合登板、2017年ドラフト4位で国士舘大から入団
ソフトバンクの椎野新投手が28日、PayPayドームを訪れ、球団から来季の支配下選手契約を締結しない旨を伝えられた。「大卒で入って、活躍はできていると思わなかったので、やっときたかという感じで。それなりに覚悟はしていました」と話した。
2017年ドラフト4位で、国士舘大からソフトバンクに入団した。2019年には36試合に登板してプロ初勝利も記録。翌年以降は伸び悩み、今季は11試合登板で0勝1敗、防御率3.86に終わっていた。ウエスタン・リーグでは29試合に登板して防御率1.16の好成績を残している。
新潟県出身。27日の夜に、お世話になった人に連絡をすると「終わって初めて気が付くというか。こんな僕でも、僕を『誇りだ』と言ってくれる人も友達とかでたくさんいた。僕の小、中学校時代はプロ野球とかかけ離れていたところだったので。『僕たちの夢を叶えてくれてありがとう』と言ってくれる人もいました。本当に感謝以外の言葉が見つからないです」ととにかく頭を下げていた。
今後については「未定です」とした上で「そんな甘い話ではない」と、現役続行を検討しているようだ。
(竹村岳 / Gaku Takemura)