阪神、13安打8得点の猛攻で日本S先勝 1985年以来の7得点&敵地勝利、オリは山本が誤算
先発した村上が7回無失点と完璧な投球…岡田監督は日本S初勝利
■阪神 8ー0 オリックス(28日・京セラドーム)
阪神は28日、京セラドームで行われた「SMBC日本シリーズ2023」第1戦でオリックスに8-0で勝利した。序盤は痺れる投手戦となったが、中盤の猛攻でオリックス先発・山本をKO。打線が13安打を放つと、投げては先発・村上ら3投手が無得点に抑え、関西ダービー初戦を制した。
山本の前に4回までは無得点も、5回に先頭の佐藤輝の中前打からチャンスを作り、渡邉の中前適時打で先制。その後も3本の安打を放って一挙4点を奪った。6回にも、2死一、三塁から木浪、坂本の連続適時打で2点得点。山本はここで降板となり、続く山田からも中野の適時打で得点し、7点のリードとした。9回には、1死満塁から佐藤輝の三ゴロの間に1点を追加した。
先発した村上は4回まで完全投球を見せ、5回には1死一、二塁のピンチを招くもゴンザレス、若月を打ち取って無失点で切り抜けた。7回100球を投げて2安打4奪三振1四球無失点と完璧なピッチングでマウンドを降り、加治屋、岩貞が無失点で繋いだ。
阪神が日本シリーズで7得点以上を挙げたのは、1985年に日本一を決めた11月2日の同第6戦以来、1万3874日ぶりとなった。岡田監督は日本シリーズ初勝利で、38年ぶりの日本一へ、好スタートを切った。
オリックスは先発した山本が誤算。前回登板となったCSファイナル・ロッテ戦に続いて失点を重ねた。4点ビハインドの5回には先頭・森が放った右翼への大飛球が天井に入り込み二塁打になるなど、不運もあった。
(Full-Count編集部)