大谷翔平を“スター”が祝福 選手会投票でア最優秀野手…超一流が称える唯一無二の魅力
選手間投票で選ぶア・リーグ最優秀野手を受賞、他部門の選出選手がコメント
大リーグ選手会は2日(日本時間3日)、選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」の受賞選手を発表した。エンゼルスの大谷翔平投手がア・リーグ最優秀野手「アウトスタンディング・プレーヤー」で選出された。「ショウへイ・オオタニです。ア・リーグの最優秀野手です」と流暢な英語であいさつした大谷に、他部門での受賞選手たちが祝福メッセージを送った。
年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたブレーブスのロナルド・アクーニャJr.は「逸材だ。まるで異星人。彼のニックネームは本物だ。信じられないほどすばらしいからね」と絶賛。同賞は大谷も最終候補入りしていたが、史上初の40本塁打&70盗塁を成し遂げた25歳に敗れた形となった。
ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手は「現実離れしている」、オリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手は「彼を説明するぴったりの言葉はユニコーンだね」、レンジャーズのマーカス・セミエン内野手は「いったいどうやったらあれができるんだか。また彼のような選手が見られるか、分からないね」などと賛辞は続く。
パドレスのブレイク・スネル投手は「よくオオタニについてのジョークを言い合うんだ。僕は(ピッチングをして)ヘトヘトなのに、オオタニは盗塁もする。彼がしていることは信じられないほどすばらしい」、ホワイトソックスのリアム・ヘンドリクス投手は「僕のロッカーにはオオタニがサインしてくれたユニホームが飾ってある。早く家に飾りたいね」と明かした。
さらにヤンキースのゲリット・コール投手は「君は本当にふさわしいし、見ていて楽しいが、対戦するのはあまり楽しくないね。だが、おめでとう、君はこの賞に大いに値する」と称え、カブスのコディ・ベリンジャー内野手は「今年彼がダブルヘッダーで8回だか9回を投げ切って、そのあと2本の本塁打を打ったのを覚えている。今まで見た中で一番見事なことだ、本当に」「君は比類なき選手だ」とため息交じりに話した。
シーズン終盤に右肘の手術で離脱をしたものの、135試合で打率.304、リーグ最多の44本塁打、95打点、長打率(.654)、OPS(1.066)、bWAR(10.0)でMLBトップという躍動は、スター選手たちにとっても印象に残るものだった。
(Full-Count編集部)