際だつ日本での圧倒的“実績” メジャー経験ゼロでも10球団が注目…FAの元中日助っ人
ヤンキースやドジャース、メッツなども関心を示しているという
元中日でキューバから亡命したと報道されているジャリエル・ロドリゲス投手が、メジャーリーグからFA公示されたと米メディアが伝えた。ヤンキース、レンジャーズなど10球団が関心を示しているという。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、全米記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が、ロドリゲスは正式にMLBからFA公示され、MLB球団と契約ができることを伝えた。記事では昨年の中日でのパフォーマンスについて、救援で圧倒的な投球を披露したと言及。3月のWBCではキューバ代表で先発を務めており、「先発として適性があるか評価が分かれている。確かな能力を持っており、世界で2番目にレベルの高いプロリーグで成功を収めている」と伝えた。
ロメロ氏は自身のX(旧ツイッター)でアストロズ、ヤンキース、レンジャーズ、パイレーツ、ドジャース、フィリーズ、ホワイトソックス、メッツ、ジャイアンツ、ブルージェイズの10球団が関心を示していると投稿したという。
また、MLB公式サイトののジョン・モロシ記者は「近いうちにMLBで見られるかもしれないKBOとNPBのスターたち」の中でロドリゲスをあげた。「今年初めのWBC以来、公式戦に出場していないロドリゲスには謎めいた雰囲気が漂っている」と説明。「日本で主にリリーバーとして成功した。それがメジャーでも最も成功する可能性の高い役割と考えられている」とも伝えている。
2020年に中日入りしたロドリゲスは昨季、56登板で防御率1.15。39ホールドで最優秀中継ぎに輝いた。しかし今春のWBCにキューバ代表として出場後に来日せず、メジャーとの契約を目指して亡命したと報道されていた。
(Full-Count編集部)