大谷翔平は「いい形で年を重ねる」 怪我も力に…スカウトが見る“史上最高の才能”
MLB公式が「オオタニはどこへ向かっている?」と特集
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となり、去就に注目が集まっている大谷翔平投手。史上最高の5億ドル(約752億円)とも言われる大型契約を結ぶ可能性に日米の視線が集中しているが、現役のメジャースカウトは“球界の至宝”をどう見ているのか……。選手を観察するプロが見る大谷のマイナス面についても語っている。
MLB公式サイトが「オオタニはどこへ向かっている?」と特集した記事では、有力視される8チームについて言及。今季、球団初の世界一に輝いたレンジャーズについて「初優勝したことでオオタニ契約の必要性は落ち着くかもしれないが、彼を加えれば(MLBでは)2000年以来の連覇を達成する有力候補になるかもしれない」と、“争奪戦”参入の可能性を指摘している。
さらに記事では、現役スカウトの大谷評も紹介。今オフの動向については、「一世代に1人の才能で、投打ともにスーパースター。彼のFAはこれまで誰も見たことのないものになる」と、MLBの歴史に残る大型契約になることを示唆している。
プレーヤーとしての大谷については、オフに右肘の手術を受けたことが影響するとして「マウンドでの価値は差し引く必要がある。それはその面で来年貢献できないだけでなく、2度目の手術からの復帰に伴う長期的リスクもあるからだ」と分析した。怪我のため、市場に参戦する球団のほとんどが“打者・大谷”の貢献度に焦点を当てると見ている。体のケアに細心の注意を払う点についても評価し「ショウヘイはいい形で年を重ねていくはず」と話している。
日本選手初の本塁打王を獲得した打撃面については「唯一の懸念材料は時に彼がストライクゾーンを広げてしまうことと、時折空振りすること」と選球眼と確実性に課題を残すことを指摘している。ただ、他の選手を圧倒する長打力で、そのデメリットを相殺することができるとも語っている。
(Full-Count編集部)