大谷翔平は「アメージング」 3年で.218→.374…米衝撃の“劇的進化”
3年連続でア・リーグの最優秀選手賞(MVP)の最終候補入り
全米野球記者協会(BBWAA)が選出する各賞の最終候補3人が6日(日本時間7日)に発表され、エンゼルスの大谷翔平投手が3年連続でア・リーグの最優秀選手賞(MVP)の最終候補に入った。米スポーツ局「MLBネットワーク」では、大谷を「最有力候補」として紹介。「シーズン最後の25試合を欠場していますが、(MVP最有力候補になることは)並外れたことです」と絶賛した。
番組に出演したトム・ベルドゥッチ記者は、「1か月以上欠場したのに、ホームラン王を獲得しました。ショウヘイ・オオタニの驚異的な活躍に慣れてはいけません。投打優れているからではなく、年々進化しているからです」とし、データ面での進化を挙げた。大谷は今季速球系のボール(フォーシーム、ツーシーム、カッター、シンカー)に対しては打率.374、長打率.772をマーク。2020年の打率.218、長打率.448から年々上昇させている。
大谷は内角高めの速球系のボールが弱点だったが、同記者は「その弱点を補いました」と指摘。5月30日(同31日)のホワイトソックス戦で高め直球を捉えた13号ソロの映像を紹介した。「(昔は)バットが下からでていましたが、今はよりレベルスイングでスイングスピードも速くなっています。(速球の内角高めは)もう安全なコースではありません。現代野球であのコースに投げれば安全ですが、この男に対しては投げてはいけません」と語る。
今季は日本選手初の本塁打王に輝き、投手としても10勝を挙げて2度目のMVP受賞は確実視されている。「投打共に成長する彼はアメージングな男です。次は彼が何を成し遂げてくれるか、楽しみで仕方ないです」と16日(同17日)の発表が待ちきれないようだった。
(Full-Count編集部)