助っ人が仰天、虎ファンの情熱は「正気の沙汰じゃなかった」 日本一で蘇る“最高”の記憶
ランディ・メッセンジャー氏はファンに賛辞「彼らは本当にゲームを愛している」
今季のプロ野球は阪神が38年ぶりの日本一に輝き幕を閉じた。過去に甲子園でプレーした助っ人たちも古巣の栄光に喜びの声をあげている。2010年から10シーズンプレーしたランディ・メッセンジャー氏も「ファンのことを思うと本当に嬉しいよ」と、一緒にプレーした仲間とファンに賛辞を送っている。
スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が阪神の日本一を特集した中で、多くの元助っ人たちのコメントを紹介している。メッセンジャー氏も在籍当時を振り返った。2014年には13勝を挙げ最多勝を獲得しエース格として活躍。チームはクライマックスシリーズ(CS)で広島と巨人を破り日本シリーズに進出した。「本当に僕らの年になると思っていた。最初の試合は勝ったけど……その後の4試合は負けたんだ」と、ソフトバンクに1勝4敗で敗れ、日本一の夢が潰えた瞬間を思い返していた。
CSで巨人に勝った時のファンの熱狂が印象に残っているといい、「正気の沙汰じゃなかった。橋から飛び降りたり、川に飛び込んだり。勝つことに貪欲で熱狂的なんだ」と話した。続けて、「彼らは本当に野球を愛している。チームがひどくても、そうでなくても関係なく応援に駆けつけてくれる」と献身的に声援を送り続けたファンに感謝を述べている。
2019年には外国人選手としては異例となる退団セレモニーが実施されたことも嬉しかったといい、「妻と子どもたちがフィールドにいて、あのような経験できたことは、僕にとってかなり特別なことだった」と語った。日本で過ごした10年間については、「最高の時間だった。そして何よりも最高だったのはファンだった」と聖地・甲子園で過ごした日々を懐かしんでいた。
(Full-Count編集部)