エースの残留に西武GM「親心もあるけど」 甲子園V腕は11年ぶりのNPB復帰…7日の去就
ヤクルトは正田樹氏の2軍投手コーチ就任を発表した
西武の高橋光成投手は7日、所沢市の球団施設で代理人を交えて球団側と話し合いを行い、来季も西武でプレーすることを明言した。ポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャーリーグ挑戦を目指していたが、自身の夢は一時封印する形となった。
話し合いを終えて報道陣に対応した高橋は「普通の話をしました。僕は来年もこのチームで優勝したいですし、そのために準備をしている」とスッキリとした表情を見せた。渡辺久信GMも「チームにとっていてくれないと困るということ。行かせてあげたい親心もあるけど、チームとしてはそうもいかない」と、存在の大きさを語っていた。
来季以降の挑戦については現状は白紙。渡辺GMは「しっかり成績を残して、優勝してみんなが『行ってこい』という雰囲気で送り出してあげるのが一番いい」と来季のさらなる活躍を期待した。
ヤクルトは正田樹氏の2軍投手コーチ就任を発表した。42歳の正田氏は桐生第一高時代に3年夏の甲子園で優勝投手となり、1999年のドラフト1位で日本ハムに入団。3年目の2002年には9勝11敗、防御率3.45の成績でパ・リーグ新人王に輝いた。その後は阪神や台湾、ヤクルトなどでプレーし、2014年途中から四国IL・愛媛に入団。2022年からは投手コーチも兼任していた。ヤクルトには現役時代の2013年以来、11年ぶりの復帰となる。
(Full-Count編集部)