たった3日で3投手獲得…巨人がオフの主役に? 過去10年ない“電撃補強”に見る本気度
巨人が2014年以降、オフに複数の投手をトレード補強したのは初
オリックス・近藤大亮投手が巨人にトレードされることが8日、両球団から発表された。6日にソフトバンクから高橋礼、泉圭輔投手の獲得を発表したばかり。オフに複数の投手をトレード獲得した例はこの10年間ではない。2020年を最後に遠ざかる覇権奪回へ、並々ならぬ思いが伝わる。
今季4位に終わった巨人のチーム防御率はリーグ5位の3.39、救援防御率はワーストの3.91だった。阿部慎之助監督が就任して臨む2024年シーズンに向け、チームの弱点を解消しようという意図が見える積極補強だ。
過去10年を見てもオフに複数の投手をトレードで獲得したのは初。巨人は今季、鈴木康平と小沼健太両投手を獲得したが、いずれもシーズン中。2020年の高梨雄平、2019年の藤岡貴裕、鍵谷陽平、古川侑利も同様だった。
オフに投手をトレードで獲得した例は2016の吉川光夫以来となる。また、FAで投手を獲得したのは2020年オフの井納翔一が最後だ。
ドラフト会議では1位で西舘勇陽(中大)、2位で森田駿哉(Honda鈴鹿)、5位で又木鉄平(日本生命)と即戦力3投手を指名した。そしてこのオフに球威のある近藤と泉、下手投げで元新人王の高橋礼を獲得した。4年ぶり優勝へ向け、迅速に補強を進める巨人。次なる手があるのか、注目される。
(Full-Count編集部)