メッツ、山本由伸も巨額マネーで強奪へ 先発補強を優先か…編成トップ「複数欲しい」
昨季中にバーランダーら放出…スターンズ編成本部長「8人から10人必要になる」
メッツのデビッド・スターンズ編成本部長は8日(日本時間9日)、米アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議で報道陣の取材に応じ、今オフも巨額マネーを投じていく意向を示した。エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手、オリックスからメジャー挑戦する山本由伸投手について“ノーコメント”を貫いたが、大富豪オーナー、スティーブ・コーエン氏のバックアップを受けてチーム編成を進めていく。
「お金を使う場合はどんな時でもオーナー陣と話し合うことになる。だがスティーブは勝てるチームをグラウンドに出せるように、今後もこのチームに投資していくという姿勢を明らかにしている。私は、それが今後変わるとは思っていない」
シーズン中にジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーと大物投手を放出。千賀滉大がいるが、山本はチームの補強ポイントと合致する。「はっきりした数字は決めたくないが、複数欲しい。シーズンを通してだと8人から10人必要になる。開幕日の段階で8人から10人が誰になるのか分かっている必要はない。だが選択肢は必要だ」と力をこめた。
二刀流・大谷についても獲得に乗り出すと見られている。スターンズ編成本部長は「二刀流選手がいればロースター構成は、少し楽になると思う。一人二役だから。そのやりくりの仕方については、エンゼルスがこの業界にかなり良い青写真を見せてくれたと思う」と、一般論として語った。巨額資金を使って、今オフの補強戦線でも台風の目となるのか。
(Full-Count編集部)