大谷翔平のエ軍残留は「5%」 地元紙は再契約に懐疑的…ド軍と分かれる“立ち位置”
地元紙がドジャース最有力と力説「すべてを提供できる」
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手の去就が連日話題となっている。6年間在籍したエンゼルスはシーズン中から熱烈な交渉を続けているが、地元紙は残留に懐疑的だ。「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者は、再契約について「5%より大幅に超えることはないだろう」と見通しを語った。
今オフのFAの目玉であることは確実で、史上初の5億ドル(約750億円)を超える契約も予想される。移籍最有力と言われているドジャースは今オフ、指名打者のJD・マルティネス外野手にクオリファイング・オファー(QO)を提示しなかった。大谷獲得へ指名打者の枠を空ける形となった。
ディジョバンナ記者も大谷の移籍最有力はドジャースであると力説。「ドジャースは核となる若手が揃っている。彼はそういうところを見るだろう。ベストオファーを提示しなくてもドジャースは彼を獲得できるだろう」と発言。「ドジャースは彼が欲しいもの全てを提供できる。獲得に向けて、現状では素晴らしいポジションに位置している」とベストな選択肢だと説いた。
では、エンゼルスとの再契約の可能性についてはどうか。同記者は「0%とは言いたくないけど……」とした上で「5%より大幅に超えることはないだろう。最大でも10%」と低めの予想。大谷が在籍した6年間で1度もプレーオフには進出できておらず、監督は3度交代し、GMも変わった。さらには「今後誰がオーナーを務めるのかも不透明だ。若手はネトとシャヌエルくらいで、トラウトとレンドンは3年連続で怪我をした」と話す。
西海岸の気候を気に入っているなら「4、5万人の観衆が来るロサンゼルス(ドジャース)でやればいい」。残留についても「見えない」とはっきりと否定した。ドジャースが本命と予想されているが、大谷はどのような選択をするのだろうか。
(Full-Count編集部)