広島にまた現れた忍者…“源田超え”衝撃数値「14.4」 異次元守備の逸材24歳
広島・矢野雅哉は「UZR1200」で源田、長岡らを超える数値を残した
広島の24歳、矢野雅哉内野手は今季自己最多の93試合に出場した。遊撃では83試合、371回1/3の出場ながら三井ゴールデン・グラブ賞の遊撃手部門で9票の得票があり4位だった。データ上でもその守備力は高い指標を見せている。
セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、守備全般での貢献を示すUZRは4.4だが、1200イニングに換算すると14.4。これは12球団で4位の数値で西武・源田壮亮(12.0)、ヤクルト・長岡秀樹(10.3)を上回った。
チームメートには野球日本代表「侍ジャパン」にも選出されている小園海斗内野手がいる。今季、小園は遊撃、三塁、二塁を守ったが、正遊撃手争いではライバルになる存在だろう。打撃では打率.185と苦しんだが、バッティングが向上すればレギュラーの座も確実なものとなってくる。
今季のセ・リーグ遊撃手部門のゴールデン・グラブ賞は阪神・木浪聖也内野手だった。矢野は長岡、巨人・坂本勇人内野手に続く4位。近い将来、守備の栄冠を勝ち取る日が来てもおかしくない。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。