DeNA戸柱恭孝、FA権行使せず残留を表明 「悩みました」も「このチームで優勝したい」
SNSを更新し「最終的に残留することを決めました」
DeNAの戸柱恭孝捕手が自身のSNSを更新し、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することを表明した。「来シーズンこそリーグ優勝、そして日本一になれるよう自分のプレーはもちろんのこと、チームメイトと共にチームを盛り上げ、目標達成できるよう貢献していきます」と気持ちを新たにした。
戸柱は「今回フリーエージェントの権利を取得することができたのはラミレス元監督、三浦監督に使っていただき、コーチ、裏方さん、球団スタッフの皆様をはじめ、ベイスターズを応援してくれる多くのファンの方々に支えていただいたおかげです。ありがとうございます」と周囲に感謝。その上で「皆様のおかげで得た大切なFA権なので、クライマックスシリーズ敗退後、自分と向き合い自問自答を繰り返しました」と心境を明かした。
そして「一野球人として今後の人生を考えた時に、自分というプロ野球選手は客観的にどのような選手なのか、自分の野球に対する考え方が広がるのではないか。。。本当に悩みましたし、考えさせられました。でも、一方でドラフトで指名していただき入団することができたベイスターズには愛着がありますし、何よりこのチームで優勝したいという思いとが交錯する日々でした。その中で現状を気づかってくれるチームメイトや裏方さん、毎日のようにSNSや街で声をかけていただいた際にベイスターズファンの方々から温かいメッセージをいただく中で、日に日にベイスターズ残留への気持ちへ傾いていきました。
そして最終的に残留することを決めました」とDeNAへの強い思いを明かした。
最後に「ファンの皆様からの声は今回改めて大きな力になると身をもって感じました。感謝しかありません。これからも変わらず温かいご声援をよろしくお願いします」と綴った。
戸柱は2015年ドラフト4位で入団。今季は山本、伊藤光との併用で70試合に出場して打率.242、5本塁打、19打点だった。プロ9年目の来季こそ、悲願の優勝を目指す。
(Full-Count編集部)