“史上最高額”の更新は「確実」 唯一無二の存在…計り知れない大谷翔平の引力
ジェフ・パッサン記者が大谷翔平を「例外」と表現
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手がクオリファイング・オファー(QO)を拒否した。メジャーリーグ選手会が14日(日本時間15日)、大谷ら全7選手が拒否したと発表した。メジャー史上最高額となる5億ドル(約750億円)を超える争奪戦が予想される中、米スポーツ局「ESPN」はメジャーのみならず北米スポーツを支配するオフになると伝えている。
「ESPN」はジェフ・パッサン記者による「オフシーズンの展望と予想」とする記事を掲載。大谷に言及し、このオフに「北米スポーツ史上最高額の契約を更新する準備はできている」と伝えた。北米4大スポーツの史上最高年俸はパトリック・マホームズの10年5億300万ドル(約757億円)だが、これを超えると予想している。
記事では「ユニコーンが今オフを支配する」とし、ドジャース、レンジャーズ、レッドソックスが“大谷争奪戦”に参加するとしたが、他球団にとっても大谷は「例外だ」と述べる。カブスは1選手に1億8400万ドル(約277億円)以上を投じたことはないが、大谷は「例外だ」と説明。ジャイアンツも1億6700万ドル(約251億円)以上費やしたことはないが、「オオタニの為なら3倍の金額を用意するかもしれない」。ブルージェイズも、チーム事情をよく知る関係者が「今オフ何か大きなことを成し遂げたい」と発言したという。また、資金力を誇るメッツ、日本とのパイプを持つマリナーズ、エンゼルスに残留する選択肢も紹介している。
パッサン氏は大谷が持つ“引力”は「測り知れない」とも。どの球団と契約しようとも「その球団を決定的に(大きく)変えてしまう。怪我をしても記録的な資金が必要でも、オオタニは唯一無二だ。彼が何を望むかだ。近いうちにそれが分かるだろう」と主張している。
(Full-Count編集部)