西川FA行使の裏で…V貢献ドラ1は戦力外、豪州で腕磨く左腕も 広島“2015年組”の今
2015年1位の岡田明丈は2020年から1軍登板機会なく戦力外に
広島は14日、西川龍馬外野手が国内フリーエージェント(FA)権を行使すると発表した。28歳のヒットメーカーは2015年ドラフトで社会人野球「王子」から5位指名された。同期入団の現在地を検証する。
1位指名は岡田明丈投手(大商大)だった。“一本釣り”で獲得した右腕は1年目に4勝、2年目には12勝をマーク。3年目も8勝を挙げ、日本代表「侍ジャパン」の一員として日米野球に出場した。しかし、4年目の2019年は3登板で2敗、防御率14.14と精彩を欠き、翌2020年からは怪我などで登板機会がなく、今オフに戦力外通告を受けた。
2位の横山弘樹投手(NTT東日本)は1年目に6登板で2勝も以降は1軍登板がなく、2019年オフに戦力外に。3位の高橋樹也投手(花巻東)は2021年に自己最多の27登板で防御率1.37をマークしたが、昨年オフに戦力外になった。
4位の船越涼太捕手は王子で西川とチームメートだった。プロでは2試合出場にとどまり、2019年オフに戦力外になった。6位の左腕・仲尾次オスカル投手(ホンダ)は1年目に23登板で2勝も2018年オフに戦力外となった。社会人「かずさマジック」を経て現在はオーストラリアリーグでプレー。2022-2023シーズンは「アデレード・ジャイアンツ」でプレーする。
7位の青木陸内野手(山形中央)は1軍出場機会がなく2018年オフに戦力外となった。西川は在籍8年で821試合に出場、通算815安打で打率.299をマークした。退団し、他球団への移籍が見込まれている。
(Full-Count編集部)