韓国、WBCリベンジ果たす劇的サヨナラ 開幕戦で豪州に勝利…来日チアも熱烈応援
8回に同点に追いつくも、牽制死でチャンス逃す
「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」が16日、東京ドームで開幕し、初戦は韓国が延長タイブレークの末、豪州にサヨナラ勝ちを収めた。韓国は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で豪州に敗れて、1次ラウンド突破を逃していたが、リベンジを果たした。
韓国は最速160キロを誇る右腕、ムン・ドンジュ(文東柱)投手が先発。初回、立ち上がりに2四球と暴投で2死一、三塁のピンチを作り、クレートン・キャンベル内野手の中前打で先制点を許した。2回1死一、二塁でキム・ヒョンジュン(金亨俊)捕手の中前打で同点に追いついたが、6回にアレックス・ホール捕手に勝ち越しのソロを浴びた。
8回に2死三塁からキム・ジュウォン(金周元)内野手が二塁手の後方に落ちるヒットで同点に追いついくと、10回無死一、二塁から始まる延長タイブレークでノ・シファン内野手が左前適時打でサヨナラ勝利を収めた。
今大会は野球日本代表「侍ジャパン」、チャイニーズ・タイペイ、韓国、豪州の4つの地域と国が総当たりで対戦し、上位2チームが決勝戦、下位2チームが3位決定戦を行う。参加資格者は24歳以下またはプロ入り3年目以内の選手となっている。2017年の第1回大会は侍ジャパンが優勝している。