防御率2.28の好投手が“構想外”となった理由 逃した年俸17億円…球団苦渋の決断

ブルワーズをノンテンダーFAとなったブランドン・ウッドラフ【写真:Getty Images】
ブルワーズをノンテンダーFAとなったブランドン・ウッドラフ【写真:Getty Images】

ブルワーズがウッドラフをノンテンダーFAに「非常に困難な決断」

 ブルワーズは17日(日本時間18日)、ブランドン・ウッドラフ投手をノンテンダーFAとしたと発表。長年チームを支えたが、10月に右肩の手術を受けるなど、来季の大半は欠場する見込みだった。球団は「我々は球団史上における屈指の投手が関係した、非常に困難な決断を迫られました」とコメントした。

 30歳のウッドラフは、2014年のドラフトでブルワーズに加入。2017年にメジャーデビューし、7年間で先発を中心に130試合に登板。通算防御率は3.10と抜群の安定感を誇った。2019年には11勝(3敗)、昨年は13勝(4敗)を挙げるなど、球宴にも2度出場した。

 しかし今季は右肩の故障もあり、11試合の先発登板で5勝1敗、防御率2.28だった。10月には手術を受け、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、来季の大半はリハビリで消化するという。

 同サイトでは10月に各選手の来季年俸を算出しており、負傷がなかった場合、ウッドラフは1160万ドル(約17億円)の契約が予想されていた。今後は、来季後半以降の復活を見込んだ球団と契約することが予想される。ブルワーズは「来季どのユニホームを着ようと、ウッディは常に我々ブルワーズファミリーの一員です」と、チームを支えた右腕に敬意を表していた。

(Full-Count編集部)

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