4番候補は1発だけ、投手3人でわずか5勝…3連覇も影薄 苦戦強いられたオリ助っ人たち

オリックスのフランク・シュウィンデル、レアンドロ・セデーニョ、マーウィン・ゴンザレス、(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
オリックスのフランク・シュウィンデル、レアンドロ・セデーニョ、マーウィン・ゴンザレス、(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

シュウィンデルは20戦で1HR、ワゲスパックは防御率5.77に終わった

 パ・リーグ3連覇を達成したオリックスは早くも来季に向けて動き出している。新外国人としてアンドレス・マチャド投手を獲得したと16日に発表した。今季の助っ人選手は機能したのか、検証する。

 今季は支配下で投手3人、野手2人でスタート。レッドソックスに移籍した吉田正尚外野手の穴埋めとして期待されたメジャー通算22発のフランク・シュウィンデル内野手は誤算だった。20試合で打率.188、1本塁打。5月18日のロッテ戦が最後の試合出場だった。

 来日2年目のジェイコブ・ワゲスパック投手は、31登板(4先発)で4勝7敗4ホールド2セーブ、防御率5.77だった。昨年は32登板で防御率2.97。ヤクルトとの日本シリーズでは胴上げ投手になるなど活躍したが、今季は精彩を欠いた。ジェイコブ・ニックス投手はわずか2登板で2敗、防御率10.50。4月21日の西武戦がラスト登板だった。ジャレル・コットン投手も7登板で1勝、防御率5.89と期待外れだった。

 メジャー通算1139試合、888安打、107本塁打の実績を引っ提げて来日したのがマーウィン・ゴンザレス内野手。内野の全4ポジションをこなすなどユーティリティとして存在感を示すも、84試合で打率.217、12本塁打、38打点だった。

 一方、今季育成入団したレアンドロ・セデーニョ内野手は5月に支配下昇格し、57試合で打率.244、9本塁打。4番としてチームで2番目に多い26試合に出場した。

 大黒柱の山本由伸投手がポスティングでメジャーに移籍することが濃厚。今季11勝の山崎福也投手は国内FA権を行使した。新加入のマチャドは救援が見込まれる。4連覇に向けた先発再編、打線強化へ、今後の助っ人補強も注目される。

(Full-Count編集部)

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