戦力外は大量9人…元侍右腕、2軍セーブ王にも通告 30代で迎えた“野球人生の岐路”
WBC代表は5人、山崎福&石田がFA行使、戦力外は9人…西川はヤクルト加入
今オフ楽天から戦力外になった西川遥輝外野手のヤクルト加入が決まった。通算4度の盗塁王を誇る韋駄天は1992年生まれの31歳。今春のWBCにヤクルト・山田哲人内野手、西武・源田壮亮内野手、ソフトバンク・甲斐拓也捕手&牧原大成内野手、巨人・大城卓三捕手を輩出した世代だが、野球人生の岐路を迎えた選手も少なくない。
2017年に最高勝率のタイトルを獲得し「侍ジャパン」にも選出された広島・薮田和樹投手は今オフ戦力外に。15日の12球団合同トライアウトに参加し、2四球1奪三振だった。阪神・小林慶祐投手は2軍で最多セーブのタイトルを獲得も戦力外となった。
通算53ホールドマークしている西武・森脇亮介投手は8月8日に右上腕動脈閉塞症に対する上腕動脈パッチ形成術を受けたため戦力外に。育成再契約を結ぶとみられる。ロッテ・江村直也捕手は現役引退を決断。コーチ就任が予定されている。
他にもDeNA・宮國椋丞投手、ヤクルト・大下佑馬投手、オリックス・石岡諒太内野手、ソフトバンク育成の奥村政稔投手らが戦力外になった。
一方、オリックスの左腕・山崎福也投手は今季、自己最多の11勝をマークしてリーグ3連覇に貢献。今オフに国内FA権を行使した。先発不足の球団による争奪戦が勃発している。
DeNA・石田健大投手も同様に国内FA権を行使した。今季は自身3度目の開幕投手を務め4勝をマーク。2020年には救援で50試合に登板しており、先発もリリーフもこなせるのも強みだ。様々な形で岐路を迎えた1992年世代。どんな決断を下すだろうか。
(Full-Count編集部)