“真のNo.1”になれなかった大谷翔平 若き天才に敗れる…起きてしまった歴史的1年

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】

米メディア選出、両リーグ合わせたMVPにはアクーニャJr.が選ばれた

 エンゼルスの大谷翔平投手は、44本塁打を放って日本選手初の本塁打王に輝き、満票でア・リーグMVPを受賞した。しかし、米メディア「CBSスポーツ」のマット・スナイダー記者が「MVPが(両リーグで)1つだけしかなかったらどうなる?」として“たった1人”を指名。選ばれたのはブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手だった。

 スナイダー記者は、2000年以降の各年で“唯一の勝者”を選出した。2023年は「僅差だったかもしれない」としながらも、史上初の40本塁打&70盗塁を達成して満票でナ・リーグMVPを獲得したアクーニャJr.に軍配が上がった。

「オオタニはプレーオフを争っていないチームでたった135試合の出場。二刀流のスーパースター的な活躍をしたことで、オオタニに勝つためには歴史的なシーズンを送る必要があると我々はよく言うものだ。そして、結局そういう状況になったというわけだ」とアクーニャJr.の“歴史的なシーズン”を称えた。

 一方で、2021年に関しては大谷を選出。この年のナ・リーグはブライス・ハーパー外野手がMVPに輝いたが「我々はこんな活躍を見たことがなかった。ハーパーは、(本塁打王のタイトルを獲った)ブラディミール・ゲレーロJr.同様に素晴らしいシーズンを送ったが、オオタニが(両リーグで1人選出の場合でも)この賞を恐らく満票で獲っていただろう」と二刀流でのフル回転を絶賛した。

(Full-Count編集部)

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