2度目の手術で浮上…大谷翔平に“転向”案 球団幹部が予測「中堅手になるのでは」
「オフェンスだけで、別のカテゴリーに入っている」
エンゼルスからFAになった大谷翔平投手は9月に自身2度目の右肘手術を受けた。来季は登板が見込めない状況だが、契約に影響を及ぼすだろうか。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が、匿名を条件に球団幹部7人に取材。「一定期間は大きな成功を収める」「いつまで投げられるか分からない」など様々な意見が寄せられている。
ローゼンタール氏の取材に対し、ア・リーグのある幹部は「彼は(投手として)戻ってくると思う。しばらくの間は、もの凄く素晴らしい投球をすると思っている。しかし、彼の本質は打者だと思っている」と述べた。また、ナ・リーグ球団の幹部は「彼が(投手として)戻ってくることに賭けるよ」とした上で「投手として効果的であり続けられるかは分からない」とも語った。
「投手を望んだとしても、どれだけ投げられるかは誰にもわからない」と語るのは別のナ・リーグ幹部。「投手として投げられない可能性もある」とも指摘している。
ただ“打者一本”だとしても、マイク・トラウトが野手として記録した4億2650万ドル(約628億円)の契約を上回るかもしれない。また、アーロン・ジャッジの平均年俸4000万ドル(約59億円)も上回るかもしれないと、ローゼンタール氏は言及。「これはショウヘイ・オオタニの国際的なスターダムと彼の並外れた才能を反映している」と述べている。
ア・リーグの幹部は「彼のオフェンスパフォーマンスは本当に素晴らしい。投球が(彼の全体的な価値に)全く関係ないとは言いたくない。でも、ほとんど関係ないと思う。オフェンスだけで、すでに別のカテゴリーに入っている」と評価したという。
他にも、投手をしないのであれば「中堅手でプレーするのではないか。現段階では、彼は本当によく走れるし、十分に投げることもできるだろう」「球界で最高のアスリートの一人。少なくとも右翼手でプレーできるはずだ」という意見もあった。投手としては今後不透明な部分あっても、選手としての価値は変わらないという見方のようだ。
(Full-Count編集部)