“開幕投手”は0勝6敗、出場激減→トレード移籍も…巨人の助っ人7人体制の成果は
2年連続のBクラスに終わった巨人、“左腕コンビ”は好投見せる
巨人は今季、71勝70敗2分でセ・リーグ4位。2年連続のBクラスでシーズンを終えた。支配下では計7人の助っ人選手がプレー。来季の巻き返しへ向け、楽しみな成績を残した投手もいた。今季の助っ人の働きを検証する。
1月には原辰徳監督同席のもと、5選手の入団会見が一度に行われた。唯一、野手として新加入だったルイス・ブリンソン外野手は88試合に出場も、守備や走塁に粗さが目立ち打率.248、11本塁打とインパクトは残せずに終わった。
ブリンソンの獲得もあり、昨季23本塁打のアダム・ウォーカー外野手は出場機会を減らし、57試合で6本塁打に終わった。6日にはソフトバンクへのトレードが発表されており、今季ロッテで本塁打王に輝いたグレゴリー・ポランコ外野手のように、DH制のあるパ・リーグで輝くことはできるだろうか。
タイラ―・ビーディ投手は、新外国人では球団史上初の開幕投手の大役も担ったが、終盤は中継ぎに配置転換となり0勝6敗7ホールド1セーブ、防御率3.99だった。左腕フォスター・グリフィン投手は6勝5敗、防御率2.75。ヨアンデル・メンデス投手は5勝5敗、防御率2.07と、ともに安定感を見せた。
150キロ後半の直球が武器のヨアン・ロペス投手は、守護神候補としても期待された。しかし、3月31日の中日戦では1点リードの9回に登板も、逆転を許しセーブに失敗。開幕直後につまづき、8試合の登板で0勝1敗、防御率4.05に終わった。6月にはアルベルト・バルドナード投手を緊急補強。勝ちパターンの一角を担うなど、21試合で2勝1敗、防御率1.69の成績を残した。
(Full-Count編集部)