戦力外の大物が続々新天地へ…異例のハイペース 1週間で14人決定もトライアウト組ゼロ
中日は24日に中島、上林、山本、板山の獲得を発表
「12球団合同トライアウト」から1週間が経過し、他球団から戦力外通告を受けた選手が異例のハイペースで新天地を見つけている。すでに14人が新たな球団と契約を交わした一方で、トライアウト受験組からNPBはいまだゼロとなっている。
16日から戦力外選手の契約期間が開始し、わずか2日で8人の新天地が決まっていた。DeNAはソフトバンク戦力外の森唯斗投手と、オリックス戦力外の中川颯投手を獲得。巨人戦力外の堀岡隼人投手とは育成契約を結んだ。
ヤクルトは現役最多332盗塁を誇る楽天戦力外の西川遥輝外野手を獲得。さらにソフトバンク戦力外の嘉弥真新也投手と増田珠内野手とも契約を結んだ。また、巨人はソフトバンク戦力外の舟越秀虎外野手と育成契約。今季3、4軍で68盗塁を記録している韋駄天だ。
楽天戦力外の炭谷銀二朗捕手は古巣・西武に6年ぶりに復帰することが決まった。また、巨人戦力外の鍵谷陽平投手も育成契約で5年ぶりに日本ハムに復帰する。また、日本ハム戦力外の山田遥楓内野手は楽天と育成契約を結び、パ・リーグ3球団目となった。
また、24日には中日が野手4選手の獲得を発表。巨人戦力外の中島宏之内野手、ソフトバンク戦力外の上林誠知外野手、阪神戦力外の山本泰寛内野手は支配下、板山祐太郎外野手には育成契約を打診し、4選手ともに29日に契約交渉が行われる。
続々と新天地が決まる一方で、トライアウト受験組で新天地が発表されたのは、独立リーグ・日本海リーグの富山GRNサンダーバーズに決まった元日本ハムの立野和明投手のみ。かつての新人王、阪神戦力外の高山俊外野手や元ドラフト1位の、ソフトバンク戦力外の高橋純平投手は去就が発表されていない。阪神戦力外の二保旭投手とオリックス戦力外の吉田凌投手は23日にロッテの入団テストを受けることになっている。
(Full-Count編集部)