「阪神が良かったな」ゴリゴリ虎党一家が“改心”　三浦監督も仰天…DeNA新人の素顔

三浦監督のイメージは…1位度会「イケボ」、3位武田「一生ついていく」

　DeNAは24日、横浜市内のホテルで新入団選手記者発表会を行った。真新しいユニホームの袖を通した11人の新戦力たち。三浦大輔監督も「個性豊かな選手たちが集まってくれた」と驚くほどオリジナリティ溢れた“デビュー”の場となった。

　毎年恒例、自ら考えた「ハマの〇〇」で沸かせたのは、育成4位の庄司陽斗投手（青森大）だ。「『ハマのウッディ』です。似ていると言われるのと、ウッディのように愛される選手になれたら」と話すと、会場は「似ている……」とザワついた。

　三浦監督のイメージでは、1位の度会隆輝外野手（ENEOS）が「声がイケボ」と答えて爆笑を誘い、3位の武田陸玖投手（山形中央高）は「オーラがあって一生ついていきたい」と真顔で話し、指揮官も目尻を下げた。

　野球を始めたキッカケでは、育成5位の近藤大雅捕手が「両親がタイガースファンで」とまさかの告白。近藤によれば「ゴリゴリの。ファンクラブに入っているくらい」の熱烈ぶりなのだという。DeNA入りの際には「阪神が良かったな、みたいなことは言っていたんですけど、プロの世界に入れたのでそこは誇りやなって言ってもらいました」。近藤も当然“英才教育”を受けていたが「日本一になったときは横浜に来ていて1人でホテルではしゃいで……。でももう横浜です」と“改心”を強調した。

　ほかにも6位の井上絢登内野手（四国IL・徳島）はコロナ禍に始めたトランプマジックを得意としたり、育成1位の高見澤郁魅内野手は、自身の名前「イクミ」から取った背番号「193」を「ハマの一休さんと呼んでください」とアピールしたり、それぞれのキャラクターが光った。

　常務取締役チーム統括本部本部長の萩原龍大氏が「緊張している様子がない」と頼もしく見つめた11人の新人たち。それぞれの持ち味を生かし、グラウンド上で輝く日が楽しみだ。