エ軍にのしかかる172億円 止まらぬ不良債権化に米辛辣…復活は「かなり絶望的」
米メディアが来季のMLB契約ワースト10をランク付け…レンドンが5位
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、来季のMLB契約ワースト10をランク付けし、エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が5位となった。高額な契約に応えられていないという“不名誉”な称号となってしまった。
基本ルールとして、現役選手、2024年の年俸が少なくとも1500万ドル(約22億円)、契約の残りの金額が少なくとも7000万ドル(約104億円)ある(この値は多少ランダムだが終わりに近づいている契約を除外するのに役立ち、多額の支払いが残っている契約にフォーカスするため)の3点を基準とした。
33歳のレンドンは、今季年俸3860万ドル(約57億円)がチーム最高額で、2026年まで1億1570万ドル(約172億円)契約がある。しかし今季はキャリア最少となる43試合の出場で打率.236、2本塁打、22打点、OPS.679。エンゼルス入団以降、4シーズンで計200試合の出場、本塁打も計22本と期待に応えられていない。
米データサイト「ファングラフス」の予測システム「Steamer/スチーマー」は、来季レンドンが131試合に出場して16本塁打、WAR2.3を記録すると予想している。「この予測は、もし彼が良好な健康状態を維持することができれば控えめな見積もりかもしれなない」としつつ「“もし”という言葉がこれほどまで重い意味を持つことはない」とその難しさを強調する。
過去3シーズンで計148試合しか出場しておらず、これはエンゼルスの全試合の30%ほどに過ぎない。「彼が経験したすべての怪我をここで振り返るのは、正直言って時間がかかりすぎる」というほど、故障続きだった。
「レンドンを擁護するために一つ言えることは、ユニホームを着たときは全く無価値だったわけではないということだ。2021年以降のOPS+は94で、平均をわずか6%下回っているだけだ。しかし、その過程で打った本塁打はわずか13本であり、それは2019年に34本塁打を放ったかつてのパワーが今はもうないことを示唆するデータの一つだ。つまり、予測システムが何と言おうと、この状況はかなり絶望的なように見える」と厳しい見方となった。
(Full-Count編集部)