わずか1年で年俸が775%アップ オリ24歳の“育成ドリーム”「だいぶ上がりました」

契約更改交渉に臨んだオリックス・茶野篤政【写真:真柴健】
契約更改交渉に臨んだオリックス・茶野篤政【写真:真柴健】

オリックス・茶野篤政が1600万円増の2100万円でサイン

 オリックスの茶野篤政外野手が29日、大阪・舞洲で行われた契約更改交渉に臨み、1600万円アップの2100万円でサインした。2022年育成ドラフト4位で入団した際の年俸は240万円で、1年間で8.75倍増を勝ち取った。(金額は推定)

 会見場にスーツ姿で現れた茶野は「だいぶ(年俸が)上がりました。思っていたよりも……」と照れ笑顔を見せた。「(プロ)1年目、育成選手として入団して開幕前に支配下選手になれれば理想的だなと思っていた。でも、後半戦に打撃の状態が悪くなってしまったのは課題。もっともっとできたなと思います」。前半戦はチームを引っ張るも、ポストシーズンでの出場機会はなく、悔しさをにじみ出した。

 新人年の今季は開幕スタメンの座を勝ち取り、91試合に出場。打率.237、1本塁打、23打点の成績を残したが、短期決戦ではベンチ入り登録もされなかった。会見では「本当に自分がまだまだだなと思いながら試合は見ていました。もっともっと頑張らないと、あの舞台には立てないんだなと」と視線を下げた。

 来季の目標については「理想はフルイニング(出場)」と語気を強める。今オフは再び鍛錬を積む予定で「筋力を上げた中でバッティングにつなげていくかを意識してやっていきます」と力を込めた。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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