「何とか爪痕残さなきゃ」 “上田市愛”溢れる女子高生記者にオリ中嶋監督もにっこり

上田西高の田村さくらさん(左)と金井茉優さんが注目を浴びた【写真:橋本健吾】
上田西高の田村さくらさん(左)と金井茉優さんが注目を浴びた【写真:橋本健吾】

上田西高の新聞委員に所属する金井さん、田村さんが新人入団発表記者会見で質問

 指揮官の大爆笑を引き出したのは“高校生記者”だった。オリックスは30日、大阪市内のホテルで新人選手入団発表記者会見を行った。ユニホーム姿の新人選手が壇上に現れると拍手喝采。ドラフト1位で指名された横山聖哉内野手(上田西高)が背番号「34」を披露するなど、無数のフラッシュライトを浴びた。

 全12選手の代表質問が終了すると、総合司会のアナウンサーが「他に質問がある方はいますか?」と報道陣に問いかけた。すると、真っ先に左手をビシっと挙げたのは上田西高の新聞委員会に所属する2年生の金井茉優さんだった。

 その場で立ち上がり、一礼してから質問を投げかけた。ドラフト7位指名の権田琉成投手も上田西高出身とあり「(2人に)会った感想を教えてください」とキュートな質問。2問目は「上田西高の生徒へ」コメントを求めると、3問目は「上田市民にも一言お願いします」とにこやかに質問した。

 あまりの純朴さに、壇上に座っていた中嶋聡監督も満面の笑みで高校生記者の躍動を見守った。すると、4問目には「中嶋監督にお聞きしたいのですが……」と指揮官にクエスチョンをぶつけた。「2人に期待するところは何ですか?」。中嶋監督は照れた表情を浮かべながら「(横山は)スローイングが安定している。打撃でもパワーがある。魅力のある選手です。(権田は)しっかりした大舞台も踏んでいます」とマイクを持って優しく答えた。最後には「上田市のことはいいですか?」と高校生記者の緊張をほぐし、会見場は和やかなムードが漂った。

 会見を終えた金井さんは「何か爪痕を残さなきゃと(笑)。完璧でしたよね?」とにっこり。震える胸中を抑えていたようで「めっちゃ緊張しました。長野県の記者会見のときから顧問の先生に爪痕を残すように言われていたので。今回は監督にもインタビューしちゃえ! って感じで思い切っていきました。ずっと何を聞くか考えて(長野から)来ました」と頬を緩ませた。

 カメラ役を務めた、隣のクラスの田村さくらさんは「(金井さんは)いろんな人に積極的に話をしていてすごいなぁと思っています」と感心した様子だった。新聞委員会の部員は5人で、2年生が4人、1年生が1人。長野に戻ると学内新聞を作成する予定で、今季の横山の全試合を取材した金井さんは「遠い存在になりますね……」とポツリとつぶやいた。

 緊張する新人選手らをカバーするように、17歳の2人が会場の雰囲気を作り上げた。

【実際の様子】女子高生記者からの質問に満面の笑みを浮かべた中嶋監督

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