戦力外組、異例のスピードで決まる新天地 11月終了で17人がNPBに…2軍参戦も影響か

戦力外通告を受けた選手たちの新天地が続々と決まっている【写真:小林靖、荒川祐史】
戦力外通告を受けた選手たちの新天地が続々と決まっている【写真:小林靖、荒川祐史】

2軍参戦のオイシックスには4人、ハヤテ223には2人が加入

 来季の保有選手名簿提出期限の11月30日が過ぎ、各球団は続々と2024年シーズンの戦力を整え始めている。オフに戦力外通告を受けた選手は17人がNPBの他球団と契約。他の選手も続々と新天地を見つけている。

 今オフ、トライアウト翌日の11月16日から戦力外選手の契約期間が開始し、DeNAは元ソフトバンク・森唯斗投手を獲得するなど、2日で8人が新天地を見つけていた。さらに中日は元巨人・中島宏之内野手、元ソフトバンク・上林誠知外野手ら4人の野手を獲得した。

 NPB以外にも異例のスピードで新天地が決定。来季からNPB2軍に新たに2入団が参入することも理由の一つに挙げられるだろう。元広島で2017年の最高勝率右腕、薮田和樹投手ら4選手がオイシックスに入団。元ドラフト1位でオフにロッテから戦力外通告を受けた福田秀平外野手は「ハヤテ223」でNPB復帰を目指すことになった。

 一方、ユニホームを脱ぐ決断をした選手も。県岐阜商高時代に甲子園を沸かせたソフトバンク・高橋純平投手は現役を引退し、球団職員に。広島・三好匠内野手も1軍内野守備・走塁コーチに就任することが決まった。

 去就が決まっていない主な選手は阪神・高山俊外野手か。2015年ドラフト1位で明大から入団し、1年目に136安打、8本塁打を放った新人王に輝いた。今季は1軍出場ゼロに終わったが、トライアウトでは二塁打を放つなど、5打数2安打1盗塁2四球の活躍を見せていた。他にも、2軍セーブ王の阪神・小林慶祐投手、2軍打点王の楽天・和田恋外野手も発表されていない。11月も終わり、彼らの新天地はどこになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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