チームにいないのに…2人に61億円支払い “究極の無駄遣い”に米皮肉「背筋が凍る」
放出したバーランダー&シャーザーに61億円の支払いを残すメッツ
開幕前に大型補強を敢行したメッツは今季、序盤から低迷し、トレード期限直前にジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーの2投手を放出した。高額年俸の選手を手放しチーム再建に舵を切ったわけだが……来季も2人の年俸の一部を支払うことに皮肉交じりの批判が上がっている。
メッツは開幕前にバーランダー、シャーザーのほかに千賀滉大投手を獲得するなど大型補強を行ったが、7月終了時点でナ・リーグ東地区4位と低迷。7月30日(日本時間31日)にシャーザーをレンジャーズへ、8月1日(同2日)に古巣アストロズにトレードで放出した。
米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」が1日(日本時間2日)に公式X(旧ツイッター)に投稿したところによると、2024年シーズンの2人の年俸負担は計4162万ドル(61億円)。エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手の今季年俸3000万ドル(約44億4000万円)を上回る。
メッツはこれまでにも1999年に解雇したボビー・ボニーヤ氏に毎年約119万ドル(約1億7600万円)を2035年まで払い、ロビンソン・カノとは今季まで契約が残っていたため、退団後も残り4470万ドル(約66億円)を払っている。
いない選手に莫大な金額を払う事実に、SNSでは「全くもって背筋が凍るような契約」「これは見る度毎回笑ってしまう」と皮肉交じりの声も。また、「コーエンオーナーにとってはポケットマネー」「コーエンオーナーは気にしていないだろう」と、大富豪として知られるスティーブ・コーエン氏にとっては痛手ではないとするコメントもあった。
(Full-Count編集部)