松坂大輔が太鼓判「来年楽しみ」 直接対決で確信…DeNAドラ1・度会隆輝が纏う「華」
ハマスタドリームマッチで“横浜高対決”が実現、左飛に封じた
横浜スタジアム45周年を記念したスペシャルイベント「YOKOHAMA STADIUM
45th DREAM MATCH」が3日に行われ、松坂大輔氏と2023年DeNAドラフト1位・度会隆輝外野手(ENEOS)の“夢対決”が実現した。左飛に打ち取った松坂氏は、横浜高の後輩の打席での姿に「雰囲気がいい。華があるというか」と驚いた。
5イニング制で行われた特別試合。「ピッチャー・松坂くん」のアナウンスに、2万8115人のファンがどよめいた。しかしその後「代打・度会くん」が告げられるとどよめきはさらに大きくなり、歓声が上がった。
松坂氏にとって、2006年5月19日以来、実に6407日ぶりのハマスタ凱旋。「本当は投げない予定だった」というものの、記念すべき一戦に力を貸した。初球ボール、2球目見逃しストライク、そして3球目の118キロを打たせて左飛に封じ、久々のマウンドを後にした。
「盛り上がって良かったんじゃないでしょうか。打ってほしかったですね。事前に対戦すると聞いていたので『ストライクが入るか分からないから、ストライクが来たら打っていいよ』と。真ん中寄りに投げられればよかったですけどね」
18.44メートル先に立つ後輩が頼もしかった。「打席に入ったときの雰囲気がいいし、来年楽しみだなと。あれがまた真剣勝負の場というかシーズンになれば、また雰囲気も変わるでしょうし、一段と打ちそうな雰囲気をまとって打席に入るんじゃないでしょうか」と称賛。「凄く楽しみにしていますね。期待しちゃうというか」と来季の活躍を願った。
明るくいつもニコニコ、まだプロ入り前にも関わらず先輩たちも積極的に話しかける物怖じしないキャラクターにも「いいんじゃないですかね」と目尻を下げる。平成の怪物は、令和のスター候補生を頼もしそうに見つめていた。
(町田利衣 / Rie Machida)