大谷翔平のド軍入り確率「65%」 移籍金は730億→880億円に高騰か、米記者直前予想
ナイチンゲール記者、ヘイマン記者はともに「ドジャース」と予想
メジャーリーグのウインターミーティングは4日(日本時間5日)からテネシー州ナッシュビルで開幕する。注目はエンゼルスからFAとなった大谷翔平投手の去就。5億ドル(約730億円)とも言われる争奪戦を、現地で取材する敏腕記者はどう見ているのか。
まずは大谷の”新チーム”について。USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャース」と予想する。住み慣れた環境、そしてチームドクターのニール・エラトロッシュ医師が右肘手術の担当医で、エンゼルス在籍時に大谷のリハビリを担当した理学療法士のバーナード・リー氏が所属していることを挙げた。
「南カリフォルニアで暮らしていて、カリフォルニアに心地よさを感じている。彼はチームのドクターらのことを知っていますからね。そういったことが生活を快適なものにするでしょう。(大谷のドジャース入りは)65%くらいだと思っています」
ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者は「予想するとしたらドジャースだ。誰もがそう予想するだろう」と切り出した。これまでにドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスが獲得候補として絞られている。
「残るは5チームだと思っている。ドジャースは最有力なので、20%以上の確率というところかな。だが、50%とは言わない。本当のところ、誰も分からないからだ」。今回の大谷争奪戦の特徴は全て水面下で行われ、交渉の情報もなかなか漏れてこない。それだけに“ここ”とは言い切れないようだ。
だが、注目の契約の規模は、日増しに高騰しているようだ。ナイチンゲール記者は5億ドル前後と予想したが、「出来高もついた場合、もし、彼が登板すれば、より多くのお金を得ることになるだろう」と予想。この日、大谷が5億ドルを超える大型契約の提示を受けたと報じたヘイマン記者は「6億ドル(約880億円)」と決着額を読んだ。
球団関係者が一堂に会し、移籍市場が活性化するウインターミーティング。大谷はどの球団と、どれほど大きな契約を結ぶのか。目が離せない展開となっている。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)