中田翔の加入で貧打・中日打線はどう変わる? “新顔”が続々…2024年の予想スタメン
中田は「4番・一塁」、上林は左翼のポジションを勝ち取れるか
中日は4日、巨人を自由契約になった中田翔内野手の獲得を発表した。今季は12球団ワーストのチーム71本塁打で2年連続最下位。貧打にあえぐチームは中田が加わることでどんな変化を起こすのか。早速来季のスタメンを占ってみた。
今オフに積極補強を敢行している中日。中島宏之内野手、山本泰寛内野手、上林誠知外野手、板山祐太郎外野手(育成)に加え、今度は通算303本塁打の中田を獲得した。では来季のスタメンはどうなるだろう。
「4番・一塁」は中田に託すのが確実。日本ハム時代は広い札幌ドームで主軸を張ってきた。本塁打の出にくいバンテリンドームで戸惑うことは少ないはずだ。
外野はヒットメーカーの中堅・岡林勇希、もう一人の大砲・細川成也右翼で確定か。今季2000安打を達成した大島洋平や上林らが左翼を争う構図になるとみる。
注目の二遊間は、遊撃にドラフト2位ルーキーの津田啓史、二塁は今季怪我に泣かされた田中幹也らを中心にした争いとなると予想する。捕手は実績ある木下拓哉が中心、来季5年目の石川昂弥は“不動の三塁”として期待が高まる。
今季のチーム防御率は3.08で阪神に次ぐリーグ2位。投手力は従来から定評があり、打線が活発化すれば上位進出も夢ではないだろう。中田翔という大砲を加え、中日はどう変わっていくのか。来季の戦いが注目される。