ジャッジにフラれ…何としても欲しい大谷翔平 ジ軍ファンが渇望する“スターの存在”
ウインターミーティングでジャイアンツ編成本部長に大谷に関する質問が飛んだ
エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっている大谷翔平投手がどうしても欲しい――。そう言われているのは同じカリフォルニア州サンフランシスコにあるジャイアンツだ。昨オフにアーロン・ジャッジ外野手の獲得を逃した“西の名門”は、スター的な存在を求めている。
4日(日本時間5日)から米テネシー州ナッシュビルで開幕したウインターミーティング。ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長が取材に応じた。記者からの質問に「間違いなく、ファンを興奮させないといけない」と話し、大物FA選手の獲得もその一つと説明。「私達はFAも(ファンに興奮を与えられる)大きなことだと理解している」と言及した。
昨オフのジャイアンツは、獲得を目指していたジャッジがヤンキースと再契約し、カルロス・コレア内野手とも身体検査で破談となった。ジャイアンツは今季地区4位に終わった。「ファンを沸かせる最も理想的な方法は、自前の選手をマイナーから昇格させることだ」としつつもFA選手の獲得も否定はしなかった。
記者もジャイアンツが大谷を獲得したいのは承知の上。「左の強打者は必要ない?」「市場に残っているそういうトップオブトップの選手と契約する資金はあるか」と大谷を匂わせる多くの質問が飛んだ。「ええと……どのチームも左の強打者は必要だ。そうだろう?」「FA市場(での選手獲得)と若手を昇格させてチャンスを与えることの両方だといい」と濁しつつ、否定はしなかった。
ジャイアンツの本拠地オラクル・パークは、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」によると、過去2年間の左打者のフライに対する本塁打率はMLBで24番目。左打者に不利とも言われている。それでもバリー・ボンズら過去には左のスター打者の存在も。大谷がジャイアンツのスターになることはあるのだろうか。
(Full-Count編集部)