相次ぐ補強で“居場所”消滅の危機 日本選手扱いも関係なし…中日主砲が迎える正念場
中日は中田翔、中島宏之を獲得…ビシエドにレギュラー剥奪の危機
2年連続最下位の中日が、課題の貧打解消に向けて積極補強を敢行している。中田翔内野手、中島宏之内野手と一塁をこなせる選手を立て続けに獲得。この補強で割を食いそうなのがダヤン・ビシエド内野手だ。
2024年シーズンが来日9年目。国内FA権を取得したため外国人枠を外れる。2016年に来日して通算943試合で1003安打、打率.288、138安打。2018年に首位打者&最多安打のタイトルを獲得するなど中軸として活躍してきたが、今季は不本意だった。
91試合で打率.244、77安打、6本塁打。セイバーメトリクスの観点から分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、リーグの平均的な打者に比べてどれだけチームの得点を増減させたかを示す指標「wRAA」で、一塁手は中日が12球団ワーストの「-7.2」。ビシエド自身も「-2.4」でリーグ平均を下回った。
中田は今季巨人で92試合に出場して打率.255、67安打、15本塁打。「wRAA」は「6.7」だった。期待値も含め、中田を一塁のレギュラーで起用するのは確実だろう。“強力ライバル”の加入で押し出されそうなビシエド。来季どんな立ち位置でプレーするだろうか。
(Full-Count編集部)